
2025年7月29日、一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーションは、日本のスポーツ関連団体としては珍しく、国際連合経済社会理事会(ECOSOC)より特別協議資格(Special consultative status)を正式に付与されました。
ECOSOCは国連の3理事会の一つで、経済・社会分野の国際問題について議論や勧告を行います。この資格取得により、当財団は国連本部(ニューヨーク)、ジュネーブ、ウィーンで開催される会議やイベントへの参加が可能となり、ブラインドフットボールを通じた社会課題の解決や、視覚障がい者の権利推進に関する意見・提言を国際社会に直接発信できるようになります。
2025年9月時点で、ECOSOC協議資格は、世界では約6,700団体が取得しており、そのうち日本では約80団体が同等の資格を持っています。また、その中で、スポーツ関連の国際NGOとして、IBF Foundationは稀有な存在となります。スポーツを活かして、視覚に関わる社会課題を解決するという、当財団の取り組みが評価されたといえます。
具体的には今後、当財団は以下の権限を有することになります。
○ニューヨークの国連本部やジュネーブ事務局、ウイーン事務局における国連のセッションやイベント・会議等への参加
○書面での声明発表
○口頭での発表
○ECOSOCとその補助機関との協議
○国連施設の使用
今後は、新しく付与された当該資格を活用し、視覚障がいや障碍者スポーツに関する提言、他の国際NGOや政府機関との連携、「VISI-ONE Innovation Hub」など既存プロジェクトの国際的な展開などを目指し、視覚課題の解決により一層の努力を重ねてまいります。